[映画]「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」(ややネタばれ)


実は映画開始早々から感動のあまり涙が止まらず。
特にウルトラマンA=北斗星司の姿に、そして北斗星司が昔と変わらず
熱血漢で向こう見ずなままだったのは嬉しかった。演じる高峰圭二氏が
「北斗のやんちゃな部分を出したかった」とインタビューで述べられていたが
まさにそのものだった。
宇宙人連合の中ではナックル星人が存在感タップリ。逆にテンペラー星人
早々にフレームアウトしてしまったが、彼らすらヤプールの掌の上で踊らされて
いるに過ぎないわけで。
そのヤプールの怨念の集合体であるUキラーザウルス。パンフの設定画には
エースキラー」の文字が。なるほどそれで金色がメインカラーなのね。
ただ正直言えば超巨大怪獣って好きじゃないんですよね。個人的にはもう少し
肉弾戦を見たかったものの、反面、板野サーカスと称されるCGI監督
板野一郎氏の空中戦が良い意味で質感の軽いウルトラマン達で行われていた。
ドラマ部分もタカト少年の心の傷を、癒すのではなく乗り越えさせるような
メビウス、そしてウルトラ兄弟達の言葉を超えた戦いぶりが印象に残る。
やはりこうなると残念なのはウルトラマンタロウ=東光太郎=篠田三郎氏が
いなかった事。願わくばTV版、欲を言えば劇場版第2作に登場願いたいところ。