[TV]M−1グランプリ2005

嫁と娘の希望でフィギュアの全日本選手権を見ていたので
M−1は録画で拝見。

全体の印象は審査員の好みが随分影響しているのかな?
という感じ。これまで以上にはっきり出たように思う。
1.笑い飯
やっぱり2003年の時の凄まじさを考えると「もっと・・・」と
思うところは多い。でもただヒートアップしていくだけではない
パターンが作られている分、球種は豊富になったんだと感じる。
そう言う意味では良いレベルで安定しているんだと思う。
2.アジアン
初見。早口言葉ネタで展開し不細工ネタで落とす、というパターン。
面白かったけど、最後行き着くところは不細工ネタなんだろうなぁと
思ってしまうところが損なように思う。
3.南海キャンディーズ
今回最も期待値と裏腹だった2人。
ラサール石井の言うとおり徐々に盛り上がるというパターンが
今回のネタのは無かった。言われてみれば確かに昨年のネタは見ていて
徐々にテンションが上がっていったように思う。常々山ちゃんが
言っているように「しずちゃんをいかに面白くみせるか」にかかっている
このコンビで山ちゃんの手腕に依るところは非常に大きいわけで、
展開のスピーディーさ、ツッコミの重ねや言葉のチョイス等もう少し
手の打ちようはあったと思う。
4.チュートリアル
そんな南海の点数に場内が少し冷めてしまったところでの登場は
ある意味やりにくかったとは思うのですが、訳が分からず適当に
言ったバーベキューで具材を差す順番に食いついてこられるという
ネタは面白かったです。ああいう想定してないところに食いつかれ
困り果てる人って言うのは意外と居るもので、その辺のリアリティが
芝居がかった面白さにうまく繋がっていたのだと思います。
5.ブラックマヨネーズ
オーソドックスな漫才との評でしたが、印象としてはボケがどんどん
おかしな事を言い出すために、まともな事を言っていたツッコミも
どんどん変な方向へ走り出してしまうという、むしろ笑い飯に近い
感覚を持ちました。故に終盤にかけての盛り上がり方はとても
良かったように思います。
6.品川庄司
逆にこちらは前で盛り上がってしまってやりづらかったろうなぁと。
そのため庄司のツッコミも過剰なほどテンション高かったと思います。
とは言え品川のボケも楽しく天丼も面白く見る事が出来ました。
正月もどこかで見たいです。
7.タイムマシーン3号
こちらはデブネタ。ある意味アジアンと同じで行き着く先はデブネタ
であり、どれだけこちらの予想値を上回るかなんだけど、ほどほどの
ところで落ち着いちゃったような感じ。別ジャンルのネタもあるよう
なのでそちらに期待。
8.麒麟
実のところあんまり印象に残っていない。でもオチだけはしっかり
覚えてる。そんなオチなんだろうなぁと思っていたからかしら?
9.千鳥
面白かったけど疲れていた。
敗者復活なのでそもそも条件が過酷な事は否めないが屋外でやる必要が
あるのかと思う。漫才とは別の要因で過酷なのは決勝の舞台に上がった
時に不必要なハンデになってしまう。
まぁ個人的にはりあるキッズに出てほしかったですが・・・。
○決勝戦
麒麟は最後グダグダになってしまった。
笑い飯はマリリンモンローで歌い合うという凄いユルユルボケの被せ
だった。これはこれで面白かったけどね。
ブラックマヨネーズはテーマが違うだけで展開は一緒だったけれど、
一緒な分盛り上がりも1回目同様だった。それが良かったと思う。
○あらためて
決勝という舞台でいかに瞬発力のあるネタを並べられる組が優勝に
一番近いように思うし、それが審査員の嗜好のようにも見える。