[競馬]第60代菊花賞馬ナリタトップロード死去

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日本中央競馬会(JRA)は7日、
菊花賞ナリタトップロード(9歳牡馬)が同日、
北海道早来町社台スタリオンステーション心不全のため死んだと発表した。
 ナリタトップロードは1999年の菊花賞(G1)で優勝するなど、
重賞7勝を含む8勝(30戦)を挙げた。獲得賞金は9億9011万2000円。
2003年1月に引退してからは種牡馬としてけい養されていたが、
ことし1月にぼうこう結石が見つかり、10月に手術を受けるなど治療していた。
共同通信より)
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ナリタトップロード
生年月日 1996年4月4日(9歳)
性 別 牡
毛 色 栗毛
血 統 父:サッカーボーイ
母:フローラルマジック
母父:Affirmed
母母:Rare Lady
産 地 北海道沙流郡門別町
生産者 佐々木牧場
競走成績 30戦8勝(うちGI1勝、GII5勝、GIII1勝)
<主な勝ち鞍>
1999年  きさらぎ賞(GIII)、報知杯弥生賞(GII)、菊花賞(GI)
2001年 阪神大賞典(GII)
2002年 京都記念(GII)、阪神大賞典(GII)、京都大賞典(GII)

総獲得賞金  990,112,000円
供用期間 2003年〜
種付頭数 2003年  131頭
2004年 95頭
2005年 85頭

【山路 秀則氏(オーナー)の話】
種牡馬としても期待していたけれど、大変残念です。」

【沖 芳夫調教師(元・管理調教師)の話】
「現役時は本当に活き活きとして頑張ってくれたし、種牡馬になってからも本当によく頑張ってくれていました。
最後は、眠るようにして息を引き取ったと聞いております。
亡くなるには早過ぎますが、とにかく安らかに眠って欲しいと願っております。」

【渡辺 薫彦騎手(元・主戦騎手)の話】
「私にとって、この馬はかけがえのない存在であったので、大変ショックを受けています。
今後は、彼(ナリタトップロード号)の分も、騎手として頑張っていかねばと思っています。
どうか安らかに眠ってください。」
(JRAホームページより)
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3強と言われれば各世代で挙げられる馬が違うでしょうが、
私にとっての3強はクラシックを1冠ずつ分け合った
テイエムオペラオーアドマイヤベガそしてナリタトップロードでした。
日本ダービーを勝ったアドマイヤベガがターフを去ってから2強時代
到来かと思わせましたが、菊花賞を勝つものの春天ラスカルスズカ
秋天以降はメイショウドトウにその座を奪われました。そして5歳の秋には
オペラオー共々ジャングルポケットマンハッタンカフェの3歳世代に敗れ、
ただ1頭G1戦線に留まった6歳時も春天マンハッタンカフェ
秋天シンボリクリスエスの後塵を拝しました。
3着に負けた福寿草特別以来クラシック候補だと思い続けて
見事その路線に乗ってきた初めての馬でした。
それだけに思いもひとしおでしたし、菊花賞を勝った時は嬉しかったです。
もっともその後はここ一番で負けるレースが多かった彼ですが、
(というかここ一番で運のないところがあったけども)
それでもトップロードは強い馬だったと思っています。
産駒は3世代。サッカーボーイの後継はヒシミラクルに受け継がれる事に
なりそうだが、この3世代からなんとか彼を彷彿とさせる馬が出てきてほしい。
でもなぁ・・・なんかなぁ・・・さびしいなぁ・・・。
渡辺君には本当にトップロードの分も頑張ってほしい。