[マンガ]絶対可憐チルドレン 1、2巻 椎名高志

3年も企画が通らなかったと2巻カバー折り返しの4コマで
自虐的に振り返っている椎名先生だが、実際どのようにお話を作って
いるのだろうか。その昔えんどコイチ(死神くん、ついでにとんちんかん
はオチを思いついたらそこにもっていけるお話を考えると語っていたが。
椎名先生への個人的な印象は「きっちりオチのある話を作ってくる人」
え〜そんなオチ〜と思わせる事のあまりない人と感じている。
そんなこんなで今回の「絶対可憐チルドレン」なのだが
高いサイキック能力ゆえに人から疎まれる事もありそのためやや性格に
難有りの薫、葵、紫穂の3人とその3人に理解を示したり、理解できな
かったり振り回される皆本というキャラクター同士の構図がしっかりして
いてお話としてはスムーズにまわっていく。この構図の骨子がちゃんと
できているからなんだろう。
あと、連載時に水元から皆本に変更されちゃった「みなもと」の表記は
水無元とかではダメだったのかなぁとなんとなく。字面として「水」の
字がある方がいいようにも思ったのだけど。