[ドラマ]坂本九物語

TOKIO山口達也の主演だったが思いのほかしっくりきていた。
もっとも坂本九本人はあんなに凛々しい顔ではなかったけれども。
またドラマの終盤に登場した妻:柏木由紀子ともさかりえの演技には
何か引かれるものが。
個人的には母の「寂しい時にはもっと寂しい人達のために頑張りなさい。」
という台詞とSTVで放送していたサンデー九という福祉番組を
始めるくだりがドラマにもおさめられていた事が印象的だった。
「売名行為だって言われない?」と心配する妻に
「言いたいヤツには言わせておけばいいさ」と返せるところが、
坂本九の福祉に対する本気度が伺えるエピソードだったと思う。
そんな坂本九の生涯を追ったドラマだったが、やはり終盤の事故に遭遇し
家族が戸惑う様は見ていてとても心苦しかった。また最近ニュース特番など
でもこの事故を取り上げていたが、ボイスレコーダーに残された操縦室での
やりとりは20年経った今聞いても息が詰まる思いだ。坂本九氏をはじめ
この日航機墜落事故で亡くなられた方々のご冥福を改めて祈りたい。

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ちなみにこの事故の1週間後に名古屋−千歳間を人生初めて飛行機で
移動するのだが「全日空だから。全日空だから。」と言い聞かせて乗った
記憶がある。
安全な乗り物と言われているが飛行機事故の凄惨さから、未だにできれば
乗りたくない乗り物だ。しかしながら嫁の実家に帰省する際にはほぼ飛行機
を利用する事になってしまった。なんともはやである。